間違ったセルフイメージは、それがネガティブでも、例えポジティブであっても…本当の満足を得ることはできません。salon名にしている『Redirect』とは、再方向づけの意味を持ちます。
学歴、キャリア、家庭、結婚…一般的に見れば、望みを叶えたように見えるかもしれません。ですが、私の内面は酷すぎる荒れ模様だったのです。マイナス思考、ネガティブ思考、無価値観、不平不満の塊。『自信なさすぎ問題』をずっと握りしめていました。


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 私は千葉県の田舎に生まれました。落ち着きがなく、好奇心旺盛、なんでも首を突っ込むお転婆さん。冒険家のような私は、ことあるごとに、



・落ち着きなさい
・人の話をよく聞きなさい
・人生は思い通りにはいかない
・身の丈を知りなさい
・周りを見なさい
・思いやりをもちなさい
・しっかりしなさい
・我慢しなさい



毎日呪文のように聞かされて育ってきました。あまりの言われように、いつからか、こう感じるようになりました。



「どうも、世の中をうまく生きるためには、私の性格では不都合が生じるらしい。」




小学校に上がると、それらが現実化し始めます。「目立つとイジメられる」「自慢すると目をつけられる」幼いながらに危機感を持った私は、自分の思いを内側に隠し、人にへりくだる術を身につけはじめました。



中学・高校生になると、「女性」という性別を認識し始め、見た目や、体系を気にするようになりました。私は陸上競技を嗜んでいましたが、種目柄、「体重」を気にし始めます。「太っているから、ダメ」「体重の管理ができないから弱い」そういわれ続け、褒められて「デキる」と言われる人を観察するようになり、自分もそうあるべきだと刷り込みを行うようになりました。




私の嘘つき人生の厚塗りは更に増します。国立大学に入学したものの、全く勉強に追いつけず、毎日が不安で爆発しそうになっていきました。
「どうせ自分はダメなんだ」
「どうせ私には魅力も才能もない」
「そもそも、持って生まれた素養が悪い」
人のせい、親のせい、ダメ出しに拍車がかかります。




それらを払拭するには？私は考えました。「仕事で活躍すれば…人生、一発逆転できるはず！」そんな、ドラマを頭に思い描きながら、私は、人気No.1企業への就職を勝ち取りました。人生薔薇色になるに違いない！と思ったのも束の間、全く人生は変わりませんでした。それどころか、益々、学歴、能力、家柄の差を見せつけられて、「できない」「できない」「できない」にさらに拍車がかかりました。




そして、自分にないものを埋めるように、他者からの承認を求め、受け売りの人生まっしぐら。「自分に本当に合う環境に出会えれば、人生が絶対に変わる。」と、転職を繰り返し、そして結婚に逃げました。私の元夫は、非の打ち所がない男性でした。転職先も決して悪くありませんでした。今思えば、とても恵まれた環境にあったと言えます。ですが私のマインドは、「どうせ私なんてダメ」なのです。すっかり「ダメ出し人生」がこびりついていたのです。




私は自分を変えたい一心で、自己啓発や、スピリチュアルを模索していましたが、その時に出会ったのが、アデプトプログラム®️でした。これまで何度もこのような類のセッションは受けてきました。でも、一過性。その場限り、少しだけ気分が落ち着くものの、すぐ「ダメ出し人生」に逆戻りの日々を繰り返していました。




私は、アデプトプログラム®️を受講し、そのままヒーラーの道に足を踏み入れました。正直言ってしまうと、「ヒーラーになりたい！」という気持ちではなく、「苦しみから解放されたい」「人生を良くしたい」その一心で進みました。





さて…その結果、何が私に起きたのでしょう？？





改心して素晴らしい人生が目の前で起き始める、これが本当に自分がやりたかったことなんだ！！と人生に目覚める！という方もいらっしゃると思いますが、私はそうではありませんでした。




どちらかというと、「え？なんで？？」ということが目の前で起き始めました。人生のリセットです。家族と別れ、精神的に体調を崩し、マイホームもなくなり…あれよあれよという間に、いろんなことが崩壊し始めました。当事の私は理解ができませんでしたし、想像もつかない行動を山ほどしました。
同じ時期に、アデプトプログラムを受け、ヒーラーとなった仲間はどんどん輝いていきました。それなのになぜ？？やっぱりデキが違うんだ。と、そんな気持ちになったことは一度や二度ではありません。






でも、今思えば当たり前なのです。






『ダメな私』のレッテルを自分に貼り続けた結果なのです。アデプトプログラムでは、自分がいかに尊い存在かを学びます。私はそのことを理解するのにとても時間がかかりました。だから、今考えれば、何も間違ってはいませんでした。本当の自分を知るための人生を歩むためには、致し方なかったのです。当時の私は、そんなことを理解する余裕はなく、ただ文句を言いながら、怒りや負の感情に流され、「最悪な自分」のレッテルを持ちながら毎日を過ごしました。





しかし、自分の人生を良くしたいという期待だけは持ち続け、自分が本当は何が好きなんだろう？どんな人間なんだろう？ということを追い求めて、ヒーリングを受けたり、様々な学びを習得する道を選んでいました。
そして、気づけば、自分がこのアデプトプログラムを開催することができる「ガイド」というレールの上を歩いていました。私が自分の尊さや、自分自身の本質を理解し始めたのは、このガイドになり始めてからです。とても、とても遅咲きだと思います。





そして、すごく厚塗りをしまくった厚化粧をやっと強力なメイク落としで落とし始めたのもこの頃です。



「あぁ・・・これが私の本性か」
なんて思うことは日常茶飯事です。(笑)






本当の自分に出会うということは、結果的に「癒し」や「理解」につながると思います。どれだけ自分に嘘をついて、どれだけ自分に仮面をつけて生きてきたか。それを大掃除する！！というのが私なりのセッションの向き合い方。不思議とそのようなお客様が来訪されます。人はだれしも、何かしら今世で身に着けてしまったことがあります。もう、それは不要な時期に来たのではありませんか？




さぁ、人生の大掃除、デトックスを始めよう！